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「くぎのスープ」 スウェーデン民話
菱木晃子・文/スズキコージ・絵 2009年 フェリシモ出版
これはキャロラインから初めて聞かせてもらったお話。
自信はないけど、多分そう。
キャロライン母さんが暖炉の前で、いかにもいい香りだという顔で話をするのを、
メアリーは目をキラキラさせながら、ローラは唾をゴックンと飲み込みながら、
そして私はTVの前で、夢中になって聞いていた。
そう、大好きだった、「大草原の小さな家」のこと。
そのお話が、コージズキンの絵本になった!すぐ買った!
そうそう、やっぱりあの話。
「くぎ」1本だけで王様に出しても恥ずかしくないスープが出来ちゃうあの話!
子どもの頃は、おもしろいと思っただけだったけど、
今は色んなことを考える。
おばあさんはケチで愚かだったけど、単純に騙されるのも、案外幸せかもね。
いつまでも、このトリックに気づかないのかな?
旅人は、こいつはもしや、プロのペテン師ってやつ?
行く先々で、「くぎのスープ」をご披露しているのかな?
だとしたら、
いつか私の所へ来てちょうだい!
私は絶対騙されないぞ!
でもね、
騙されたフリはしてあげる。
だって飲みたいもん!
王様に出しても恥ずかしくない、「くぎのスープ」。