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きんぎょ


きんぎょいろと おそろいの きれいな 赤いろ 


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窓の向こうも  きんぎょいろ


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今日の絵本はこちら


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                      「きんぎょ」  ユ・テウン 作/木坂涼 訳
                            2009年 セーラー出版







おじいさんは 森のおくの ふるい 図書館で 働いていた。

ある日 ジェジェは おじいさんと一緒に 図書館へ行った。

なかよしの きんぎょを 連れて。



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森はもう セピアいろ。 図書館も セピアいろ。

ジェジェも おじいさんも セピアいろ。

月明かりも セピアいろ。

きんぎょだけ 赤い。





きんぎょに 本を 読んであげていた ジェジェが

ふと 顔をあげると





きんぎょが いない。

あたりはぜんぶ セピアいろ。





でも

きんぎょの しっぽが 見えた。

ちらっと 棚の うえのほうに。




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ジェジェは きんぎょを おいかけた。

もうちょっとで つかまえられそうになったとき





きんぎょが 消えた。

ほこりをかぶった 赤い 本の前で。




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ジェジェは そっと開いてみた。




ふしぎなことが おこった。




       

作者:ユ・テウン
  韓国生まれ。イラストレーター。
  伝統文化を愛する祖父母の家で育つ。
  ニューヨーク在住。




描かれた人物の表情を見て、ああ韓国人らしいと、すぐに思った。
この作風は、伝統文化を愛する祖父母の影響なのか。
それとも外国に暮らす身ゆえのアイデンティティなのか。

凝ったカバーも、表紙の手触りも、きんぎょの色も、
セピア色の絵も、幻想的な話も、
お国柄の現れた個性的な絵も、

どれもこれも好きになった、今年集めた一冊。
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by haruno-urarano | 2010-11-06 16:10 | 翻訳絵本