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ヤマネコ毛布

今日の絵本はこちら。

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  「ヤマネコ毛布」
  作・画 山福朱実
  2007年 パロル舎










今年の早春に発売されて、一目で気に入って購入。
毛布のうれしくなる頃に出そうと思っていたら、
忙しくて忙しくて、いつの間にやら厚い布団のいる季節。
でもステキな毛布だから、やはり出しました。

ヤマネコが森を出て行くことに決めた。

森のなかまは ハリネズミの提案で、
毛布に刺繍をして ヤマネコに贈ることにした。
刺繍したのは 思い出。

森のいろんな動物に いろんな思い出があった。

サルは ヤマネコを抱えて 木から木へとわたったこと。
トラは ネコの仲間のよしみで 一緒にツメ研ぎしたこと。
カワウソは 美味しかったさかな釣りの思い出。

でも中には こんな思い出もある。

トリたちは 追いたてられた仕返しに フンを落としてやったこと。
ノウサギは 美味しいタンポポを採ってあげたのに 食べてもらえなかったこと。

いつも追いかけられていた シマリスにいたっては 
「やなこった!つくってなんか やるもんか!」だって・・・。

ハリネズミはね
ヤマネコと語り明かした 夜のこと。月がきれいな夜。
「きみは 美味しそうだけど ハリがじゃまだな。」
そう言ったときの ヤマネコの目の輝き・・・。

旅立ちの日が来た。
森の仲間の思い出が たくさんつまった毛布
あったかそうだね。

そこへ シマリスがやってきて
思いがけないモノを差し出した。
ヤマネコは 思わず 「うわおん」と ないた。

うわおん、うわわおん、うわわわうぉん・・・

ひとり旅はいいな。おまけにあったか毛布つきか。

作者の山福朱実さんはイラストレーター。
2004年から木版画の制作を始め、これが最初の創作絵本となるそうです。
木版画は元々とても好きですが、山福さんの版画は
彫りも色づけもあったかく、自作のお話も微笑ましく、今後の楽しみが増えました。

巻末にポストカードがついています。
なんとなんと、これは森の仲間たちの本物の刺繍では?
なかなかステキな演出つきでした。

山福さんのブログを見つけました→山福朱実☆べむべろ通信
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by haruno-urarano | 2007-11-10 12:23 | 日本の絵本