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ちびっか・ぶーん

今日のお歌はこちら



     → ちびっか・ぶーん



関東は「梅雨が明けた模様」だそうです。
いよいよ、あつーい夏、本番です。(ヤダナ)
ビールが旨いのはいいけれど、蚊と蛾は少なめに願います。
(イエ、蛾には金輪際会いたくありません)



車の中でNHKラジオを聞いていたら、
かつて「おかあさんといっしょ」で歌われたという面白い童謡を紹介していました。
あるかな~?と思いながら動画検索したら、ありました。YouTubeってすごいですね。



蚊のぶーんはまだちびっこで、とっても優しいんだそうです。
こんな歌を聞くと、蚊をブチ叩くのがちょっとかわいそうに・・・イヤ、ならないな。



でも、いろんな虫をやっつけながら(主に上からガムテープを貼り付けてサンドイッチにする)、
時々考えてしまうのだけど・・・
この虫にも親や兄弟や子どもがあるかもな~。もしかして、帰りをずっと待ってるかもな~。
行方不明になって、みんなで探すのかもな~。
自分だって、来世は虫に生まれるかもな~・・・・・・・・・・・とかね。



以前見つけた、蚊にまつわる愛の物語 ↓ (翻訳:はるのうらら)


             にくきものにも 五分の愛
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by haruno-urarano | 2009-07-14 20:57 | 音楽

かたあしだちょうのエルフ

寂しい本だった。悲しかったような気がする。一人ぼっちだった。けど強かったんだ。

いつも見ていた。小学校の図書室で。

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今日の絵本はこちら


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         「かたあしだちょうのエルフ」   文と絵・おのき がく   1970年 ポプラ社
 



子どもというものは、気に入った絵本ばかり、飽きもせず何度でも読みたがる。
いい加減に他の本にしてよと、読み聞かせをさせられる方は、うんざりするものだ。

でもそれは、子ども時代のひとつの儀式なのかもしれない。
自分ではまだ表現することのできない何かの感情を、その本の中に見つけたのかもしれない。

だが、それはなにも子どもに限ったことではなく、
人はいつでも、お気に入りの世界に浸っていることが、一番好きじゃないか。

子どもと大人の違いを挙げるとしたら、
大人はなぜそれが好きなのか、それのどこがどんなふうに好きなのか、
それなりに説明ができるだろう。
でも子どもは、きっと、それができない。

なぜかは説明できないけれど、それを必要としている。
そこにはきっと、何かがあるんだ。
自分ではわからない、表現できない、自分の求める何かがあるんだ。
たぶん。きっと。そうだったんだろう。



学校の図書室に行くと、決まって見るのは、ムーミンの本と一本足のだちょうの本だった。
どの棚に置いてあるのか、ちゃんと知ってる。だから、
本の題名や作者なんか、覚えるつもりもなかった。

無知だった。
中学校に行くと、小学校の図書室に行けなくなるなんて、思わなかった。
だから、それっきり、会えなくなった。一本足のだちょうの本に。

時々思い出しては、会いたくなった。


  あのね、アフリカの草原かどこかの話なんだよ。
  大きなだちょうがいたんだ。
  一本足で、動けなくって、
  いつもひとりで、涙を流していたよ。でも、
  動物の子どもが背中に乗って遊んでいたよ。
  そしたらね、
  あるひ、だちょうの姿が消えて、
  大きな大きな木になっていたんだ。
  アフリカの熱い大地の、すずしい木陰になったんだよ。


いろんな人に聞いたけど、みんな知らないっていった。
本屋に行ったって、題名も作者名も知らない本は探しようがない。
唯一の手がかりは、だちょうの名前は「エルザ」。
・・・でもそれは、「野生のエルザ」のことだった。


今から15年ほど前、ついに出会えた。

「知ってる!それは、かたあしだちょうのエルフだよ!」

すごく有名な絵本だった。名作絵本と呼ばれていた。
なのにちっとも、気づかなかった。


絵本に関わる仕事をしたとき、とても大切なことを教えてもらった。

 「読み聞かせをするときには、必ず表紙から読んでください。
 絵本の題名と、作者の名前を読み聞かせてあげてください。」


私は大きくうなずいた。
せめて題名だけでも知っていれば、もっと早くに、エルフに会えたのに。

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by haruno-urarano | 2009-07-07 22:24 | 日本の絵本