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天才バカボンの幸福とは今日もおひさまが昇ること

今日の絵本(?)はこちら

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                「天才バカボンの幸福とは今日もおひさまが昇ること」
                    絵 赤塚不二夫  文 杉田淳子
                         2012年 飛鳥新社

 
最近つくづく思ったことがある。
「これでいいのだ!!」って、何て素晴らしい言葉だろう。

そしたらこんな本があるのを知った。
さっそく購入ボタンを押して、ワクワクしながら届くのを待った。


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笑った笑った。すごく笑った。
すぐに友達に教えてあげたくなった。

本を開くと、
右ページには「幸福とは・・・」の定義がひとつ、
左ページには言葉に合わせたバカボン漫画の1コマが。

「幸福とは今日もおひさまが昇ること」
「幸福とは新しい自分と出会うこと」
「幸福とは思いがけずに生まれたひまな時間」
「幸福とはいつかかなう夢を持つこと」

・・・なんだ結構普通の言葉じゃないか、と思うでしょ?
漫画を見てごらん、何度読んでも笑えるよ。

それでいながら唸らせる。
やっぱりバカボンは天才なのだ。
うん、やっぱり、「これでいいのだ!!」

たった1000円で、心スッキリ。
お勧めの一冊です。

声に出して読んで、自分の笑い声を聞くのも、またいい。
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by haruno-urarano | 2013-03-28 11:32 | 日本の絵本

黒グルミのからのなかに

今日の絵本はこちら

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                         「黒グルミのからのなかに」
          文 ミュリエル・マンゴー  絵 カルメン・セゴヴィア  訳 ときありえ
                          2007年 西村書店 


昔、人の寿命を蝋燭の火にたとえた話を聞いたことがあった。
「まんが日本昔ばなし」だったような気もするし、そうではなかったような気もする。
すべての人には、それぞれに寿命の蝋燭があって、
その人の蝋燭の火が消えるとき、その人の命が終わる。

西洋では、よく死神が登場するけれど、
この物語は、スコットランドの民話をもとに書かれた話。

母と二人きりで暮らしていた少年が、ある日、母に告げられた。
自分はもうすぐ死ぬと。死神が自分を連れに来るのだと。

少年は外で、黒いマントに身を包んだ老婆に出会った。
死神が、母の命をひきとりに来たのだ。

少年は死神にとびかかり、鎌を奪い取り、死神をたたきつけた。
たたくたびに死神は小さくなり、最後は少年のげんこつの中に握られるほどの大きさになった。
少年はそれを、足元にあった大きな黒グルミの殻の中に押し込んで、小枝をさしてふたをした。
そしてその黒グルミを、海に向かって放り投げた。
それで少年の母は、死なないことになった。

しかし死なないことになったのは、少年の母だけではなかった。

オムレツを作ろうと卵を割ろうとしたが、卵は決して割れなかった。
それでは野菜スープを作ろうと、畑で野菜を抜こうとしたが、
じゃがいもも、ねぎも、にんじんも、かぶも、どうやっても抜けなかった。
魚を買いに行ったら、漁師たちは、今日は一匹の魚もあがらなかったという。
肉屋は肉屋で、子ウシを殺そうとしたが、うまくいかなかった。
農夫は麦の刈り入れができなくなってしまった。

世の中のすべてのものが、死ななくなった。少年のせいだった。

少年は自分が死神を黒グルミの中に閉じ込めたことを母に話した。
母は、生きているものがもつ、ただひとつの掟を少年に教えた。
すべての命には、終りがある。死神を探し出して、すべてを自然の流れに戻すのだと。

少年は母の言葉に従って、死神をみつけに行った。
カモメに尋ね、カニに聞いて、やっと黒グルミをみつけた。
死神を黒グルミの殻から出して、鎌を死神に返した。
これで命は、自然の流れに戻るようになる。
ただし死神は、少年に自由にしてもらったお返しをすることにした。



昨年、友が突然死した。
蝋燭の火が消えたのか、死神に連れて行かれたのか。今も受け入れられずにいる。
終わらない命がないことは、とっくに知っている。
知っているけど、わかることは難しい。
命が終わるのは、早いか遅いか、時間の問題だけなんだけど。
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by haruno-urarano | 2013-03-21 18:54 | 翻訳絵本

「おへそがえる」復刊決定!!

大好きな大好きな大好きな おへそがえるのごんちゃんが、
ついに福音館から復刊されることに決定!

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こんな嬉しい日が来るなんて!願い続けた甲斐があった!

つい先日、安野さんの「旅の絵本」の日本編が出るって知ったばかりなのに、

今月はまったく、なんてなんてなーんてツイテルんだ!!

復刊ドットコムに寄せられた「おへそがえる・ごん 全3巻」のリクエスト数は148票だったって。もちろん私の清き一票も入ってるよ!

それだけじゃない。2年前だったか、購入した絵本が破れていたので福音館書店に交換してもらったとき、ごんちゃんを復刊してくれって直談判だってしたんだからっ!!

とにかくとにかく、モーレツに嬉しい。

5月には安野さんの旅の絵本。6月にはごんちゃん全3巻。

今年の上半期はゴキゲンに過ごせそう。

福音館の告知ページ→ おへそがえるごん 2013年6月復刊予定
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by haruno-urarano | 2013-03-18 19:18 | 日本の絵本

「旅の絵本」、ついに日本へ!!

安野さんの「旅の絵本」シリーズが
やっとやっとやっとやっと、やーーーーーーーっと、日本へ来る!

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この日が来るのを何十年も待っていたんだ。ほんとだよ。

出会ったその日から夢中になって、もう何百回見ただろう。
某国に暮らした時は安野さんの絵本も数冊持って行ったけど、
「天動説の絵本」の他に、「旅の絵本」も絶対に外せなかった。


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やっぱり思い入れが一番強いのは1と2だけど、
アメリカ編にセンダックが出てきた時には跳び上がって喜んだっけ。

でもそれからの20年、なぜか新しい旅に出なかった。
もう終わっちゃったのかな。せっかくヨーロッパを出たのだから、
アメリカ経由で日本に来ればいいのに、と思ってた。

20年ぶりに旅したのは、情熱の国だった。
情熱に駆られたのか、翌年も旅に出た。人魚姫の国だった。

次はどこかな。早く日本に来ればいいのにと、ずうーっと願ってた。

先を越されたというか、次は中国だった。でも感激した。
やった、アジアに来た!!!

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次こそ、今度こそ、早く日本に来て!ずっとずっと思ってた。

念願かなってこの5月、とうとう出ます、「旅の絵本VIII 日本」


  → 福音館書店 ついに、日本の旅へ! <『旅の絵本VIII』2013年5月下旬刊行予定>


5月の日本、旅には絶好の季節。私も今年は旅に出よう。

それにしても長かった。でも願いは叶った。

安野さん、次はどこですか?これからも願い続けます。
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by haruno-urarano | 2013-03-11 10:06 | 日本の絵本