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バルビエ×ラブルール展

今日の展覧会はこちら

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鹿島茂コレクション バルビエ×ラブルール展 2013.4.27-6.30 群馬県立館林美術館



もういつからかわからないほど、ずっと夢など覚えていなかった。
そもそも眠りも短くて、夢を見ているのかどうかもわからない。

ところが最近、二日続けて夢を見ていて目が覚めた。
楽しい夢や美しい夢ならいいんだけれど、そうじゃなかったので残念。

せっかく久しぶりに夢を見たというのに、なんでゴキブリなんか出てくるんだ。
なかなかシュールな夢だった。
部屋の畳から次々と、うじゃうじゃと、ゴキブリが湧き出してくるんだよ。
掃いても掃いても、茶色い物体がどんどん浮かび上がって飛び出してくるんだ。
うへ~!とおののきながら目が覚めた。
こういう夢に限って、はっきりと覚えてられるんだなぁ~。
やっぱりいつも、汚い部屋だな~って思ってるから、ゴキブリの夢なんか見たのかもなぁ~。
これがほんとのシュール・レアリスムだったりしてね。

次の日に見た夢も、なさそうでありそうな夢だったな~。
山陰地方に住む友人が、私になりすましてパスポートを取得したって夢。
なんかな~、やりそうだよな~・・・・って、思えるんだ。
今度電話で確認してみよう。


美しい夢を見るためには、やっぱり美しいものを鑑賞しなくちゃね。
・・・って、わけではないけど、
「アール・デコのモダンなイラストレーション」を堪能してきました。

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ジョルジュ・バルビエの描くモードは、どれもこれも素敵で、
あ~、こんなのがインド服の店で売ってれば欲しいなぁ~って、思わずニンマリ。

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シンプルで機能性重視なのもいいけど、ファッションにはやっぱり夢がほしいなぁ~。

・・・というわけで、今日また、大好きなインド服の店に行ってしまったのでした。
掃除もしたので、ゴキブリさんもしばらくはおとなしくしていてくれるでしょう。
めでたしめでたし。
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# by haruno-urarano | 2013-05-24 19:27

ガッタンゴットン

今日の絵本はこちら

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                     「ガッタンゴットン」 スズキコージ
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「ガッタンゴットン」という列車の音が好き。

夜汽車に乗って「ガッタンゴットン」
心地よい響きを枕に、わくわくしながら旅に出た。
朝方止まった駅のホームで蕎麦や駅弁を朝食にした。
生まれて初めて乗った寝台列車は3段目で、
嬉しくて嬉しくて眠れなかった。

ローカル鉄道を「ガッタンゴットン」
列車の窓を開けて沿線で見かけた人に手を振ると
ほとんどの人が手を振り返してくれた。
学ラン姿で自転車にまたがった高校生の集団が特に面白かった。

次の列車まで何時間もあるときは
隣の駅まで線路伝いに歩いて行った。
「ガッタンゴットン」貨物列車が近づくと
線路脇によけて運転士さんに手を振った。
ほとんどは「ポッポ~~~」と、汽笛の返事がかえってきた。

また「ガッタンゴットン」の旅がしたい。

 

一両編成の貨物列車の運転士はトナカイさん。
北の国からりんごを積んで、
クマに押されてガッタンゴットン出発進行!
行き先は・・・どこだろう?
アラビア風の建物だなぁ。でもこの火山はアフリカみたいだなぁ。
途中で貨物が増えていく。
おや、いきものも増えていく。
ガッタンゴットン
停車駅は「ハベラスト ランパ」と「ハベラスト ソンテ」
「ハベラスト」って何て意味だ?どこにあるんだ?
わかれば行ってみたいなぁ。
ガッタンゴットン
山あり谷あり川あり
そしてついに海に出た。
その先はどうやって・・・?
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# by haruno-urarano | 2013-04-26 17:40 | 日本の絵本

遠い日の風景から 

今日の画集はこちら

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                 藤城清治メロディーブック「遠い日の風景から」 
                    絵と文・藤城清治 昭和59年 講談社


この本を買ったのも
もうずいぶん「遠い日」のことになってしまったような気がする。
当時「銀河鉄道の夜」で藤城清治さんの大ファンになり、
藤城さんの本を好んで買っていた。

「メロディーブック」とある通り
この画集は表紙の次ページにオルゴールチップが埋め込まれていて、
表紙を開くと光に反応して「マイウェイ」が流れる仕掛けになっていた。

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当時の「最新型」オルゴールチップ使用ですよ。

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奥付のページには
電池の寿命は約120時間、曲の演奏は約2万回
と書いてあるけれど
たぶん数十時間、数百回も聞かないうちに
オルゴールはうんともすんとも言わなくなってしまったような気がした。

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画集の出版から約30年の月日が流れた。
藤城清治さんは今年の4月17日で89歳になる。

4月26日、那須高原に藤城清治美術館がオープンします(誕生日じゃないのがちょっと残念)。

20年前、昇仙峡ではじめて藤城さんの本物の影絵を見たときの感激と感動は
今でも鮮明に覚えている。
昇仙峡にまた行きたいとずっと思っていたが、なかなかチャンスが訪れない。
那須高原ならちょっとは近い。是非行ってみようと思う。


那須高原藤城清治美術館→HM
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# by haruno-urarano | 2013-04-14 09:46 |

天才バカボンの幸福とは今日もおひさまが昇ること

今日の絵本(?)はこちら

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                「天才バカボンの幸福とは今日もおひさまが昇ること」
                    絵 赤塚不二夫  文 杉田淳子
                         2012年 飛鳥新社

 
最近つくづく思ったことがある。
「これでいいのだ!!」って、何て素晴らしい言葉だろう。

そしたらこんな本があるのを知った。
さっそく購入ボタンを押して、ワクワクしながら届くのを待った。


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笑った笑った。すごく笑った。
すぐに友達に教えてあげたくなった。

本を開くと、
右ページには「幸福とは・・・」の定義がひとつ、
左ページには言葉に合わせたバカボン漫画の1コマが。

「幸福とは今日もおひさまが昇ること」
「幸福とは新しい自分と出会うこと」
「幸福とは思いがけずに生まれたひまな時間」
「幸福とはいつかかなう夢を持つこと」

・・・なんだ結構普通の言葉じゃないか、と思うでしょ?
漫画を見てごらん、何度読んでも笑えるよ。

それでいながら唸らせる。
やっぱりバカボンは天才なのだ。
うん、やっぱり、「これでいいのだ!!」

たった1000円で、心スッキリ。
お勧めの一冊です。

声に出して読んで、自分の笑い声を聞くのも、またいい。
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# by haruno-urarano | 2013-03-28 11:32 | 日本の絵本

黒グルミのからのなかに

今日の絵本はこちら

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                         「黒グルミのからのなかに」
          文 ミュリエル・マンゴー  絵 カルメン・セゴヴィア  訳 ときありえ
                          2007年 西村書店 


昔、人の寿命を蝋燭の火にたとえた話を聞いたことがあった。
「まんが日本昔ばなし」だったような気もするし、そうではなかったような気もする。
すべての人には、それぞれに寿命の蝋燭があって、
その人の蝋燭の火が消えるとき、その人の命が終わる。

西洋では、よく死神が登場するけれど、
この物語は、スコットランドの民話をもとに書かれた話。

母と二人きりで暮らしていた少年が、ある日、母に告げられた。
自分はもうすぐ死ぬと。死神が自分を連れに来るのだと。

少年は外で、黒いマントに身を包んだ老婆に出会った。
死神が、母の命をひきとりに来たのだ。

少年は死神にとびかかり、鎌を奪い取り、死神をたたきつけた。
たたくたびに死神は小さくなり、最後は少年のげんこつの中に握られるほどの大きさになった。
少年はそれを、足元にあった大きな黒グルミの殻の中に押し込んで、小枝をさしてふたをした。
そしてその黒グルミを、海に向かって放り投げた。
それで少年の母は、死なないことになった。

しかし死なないことになったのは、少年の母だけではなかった。

オムレツを作ろうと卵を割ろうとしたが、卵は決して割れなかった。
それでは野菜スープを作ろうと、畑で野菜を抜こうとしたが、
じゃがいもも、ねぎも、にんじんも、かぶも、どうやっても抜けなかった。
魚を買いに行ったら、漁師たちは、今日は一匹の魚もあがらなかったという。
肉屋は肉屋で、子ウシを殺そうとしたが、うまくいかなかった。
農夫は麦の刈り入れができなくなってしまった。

世の中のすべてのものが、死ななくなった。少年のせいだった。

少年は自分が死神を黒グルミの中に閉じ込めたことを母に話した。
母は、生きているものがもつ、ただひとつの掟を少年に教えた。
すべての命には、終りがある。死神を探し出して、すべてを自然の流れに戻すのだと。

少年は母の言葉に従って、死神をみつけに行った。
カモメに尋ね、カニに聞いて、やっと黒グルミをみつけた。
死神を黒グルミの殻から出して、鎌を死神に返した。
これで命は、自然の流れに戻るようになる。
ただし死神は、少年に自由にしてもらったお返しをすることにした。



昨年、友が突然死した。
蝋燭の火が消えたのか、死神に連れて行かれたのか。今も受け入れられずにいる。
終わらない命がないことは、とっくに知っている。
知っているけど、わかることは難しい。
命が終わるのは、早いか遅いか、時間の問題だけなんだけど。
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# by haruno-urarano | 2013-03-21 18:54 | 翻訳絵本