今日の絵本はこちら。
「木版画 どんぐりと山猫」 宮沢賢治・作 / 畑中純・画
1997年 筑摩書房
宮沢賢治のおなじみ童話です。
お話というのは、内容自体が同じでも、語り口や絵の違いで、
全く違った世界が出来上がると思いませんか?
同じ題名の、作者が違う絵本を収集するのも、結構面白いです。
この作品は、漫画家でもある畑中さんの版画とあって、ちょっと漫画チック。
絵本の帯にはこんな紹介が。
「宮沢賢治vs.畑中純 6800字の格闘」
そう、絵だけじゃなくて、お話も全部木版なんです。まさに格闘!ですよね。
格闘の模様、ちょっとだけ紹介しても大丈夫かな?
ついでにカバーの裏表紙。
“ごきげんよろしいほで、けっこです”の、かねた一郎くんですよ。
賢治の山猫世界が、ちょっとトトロに近づいたみたい。
宮沢賢治を愛する畑中純さんは、他にも数々の賢治ワールドを版画化しています。
こちらのページで覗けますよ→「
宮沢賢治、銀河へ」
そして発見、私の持っている絵本と画が違う!こっちの画の本もあるの??
欲しい~~~!